ワインコラム
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2016年収穫分でワインの在庫の補充完了
今年のブドウの収穫後、ワイナリーのオーナーはにんまりするのは確実

昨年の収穫減の後、ニュージーランド国内のワインのタンクは2016年の収穫のずっと前から、空っぽだった。今年のブドウの日で、ニュージーランドワイングロワーズの会長、フィリップ・グレガン氏は、6月末までに、2015年収穫から作られたワイン量より3500万リットル上回るワインを販売した、と発表している。言い換えると、注文分を確保するために、2014年のストックにまで手を付けなくてはならなかったこととなる。

今年の収穫がまた昨年のように少なかったら、ワイン業界はかなり辛い様相を呈することになっていただろう。幸いにも現実はそうならずに済んだ。全国的に収穫量は上昇している。良好な気候が長期間続いた秋のため、ほとんどのブドウ生産地で美しく、質の高いブドウが育ち、現在ブドウたちはタンクの中で元気に発酵している。ワイナリーは、主要輸出市場でからの需要が増加する機会にちょうど当たるというタイミングを控えている。

実数値も非常に順調に伸びており、今年の収穫は2015年を超すものとなるであろうという一般の予想は、的確な表現ではない。2015年の収穫が、2014年という大量収穫時と、例年に比べると少ない収穫量だということを鑑みると、今年と昨年を比較すること自体、あまり意味をなさない。

確かにマールボロだけでも39%増の生産量であるが、2014年の収穫量と比較してしまうと、確かに今年の収穫量はそれより少なくなっている。この傾向は2014年と比較して1500トンを上回るブドウの生産があったワイパラを除いた地域全般で同様に観察されている。

では、話を進めてみると、2016年の次の12か月の予想はどのようなものになっているのであろうか?

前述のグレガン氏は、「外国為替がワイナリー予想レベルを引き上げ、輸出増加が落ち込むような傾向は見られていない。今後12か月で、輸出増加率は10%以上を期待している。ワイン輸出は現在約2.1億リットルであり、これが2.3億リットルまでなると期待している。」と言う。

収穫量が2008/9年のようになると心配している人にとり、2008年の収穫は28.5万トンで、動かしがたい余剰を生んだ。今年は43.6万トンの収穫となり、2008年に比べると、驚異的な増加となっている。しかし、輸出市場は2008年と比べて急激な増加している。そのために、グレガン氏は今後12か月のワイン業界は、いいポジションにある、と信じる所以である。
「この違いは、2008年には8000万リットルだった輸出市場が、今後は2.3億リットルとなるまで成長したからだ。」
グラフからも歴然でるが、マールボロとソーヴィニョン・ブランはワイン業界のトップだ。ニュージーランドで栽培されたブドウの77%近くがマールボロのものであり、それに引き続いてホークス・ベイ、ギズボーンで3大ブドウの産地となっている。セントラル・オタゴを見渡すワイパラとネルソンを合わせて6大ブドウの産地となる。ソーヴィニョン・ブランは全収穫量の72%を占めており、それの後に、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・グリが続く。


<ニュースソース>
http://www.ruralnewsgroup.co.nz/wine-grower/wg-general-news/wine-stocks-replenished-for-vintage-2016

12.09.2016

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