ワインコラム
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ワイン用のブドウの熟成を助長する科学的な手法
この数年間、ヘンリー・マニュファクチャリング社のオーナーのクリス・ヘンリー氏は、ワイン用のブドウの熟成助長する科学的な手法の磨きをかけていた。これまでの研究の成果をテ・アワ・ワイナリーで開催されたワークショップで発表した。

「まだ試験的段階だが」と前置きをしながらもヘンリー氏は「この科学的な技法で、従来よりオーガニックな要素を取り入れた手法を用い、ブドウの熟成を助長するプログラムで作られたシャルドネ、メルロ、シラーを試飲したとたん、全国から参加した20人のワイナリーやワイン会社の代表者は、かなり感激していたようだ。」

このワークショップの参加者が試飲したのは、植物成長の代替科学ともいうべき試験研究で栽培されたテ・マタワイナリーで2015−16年のシーズンで収穫されたでブドウを使用したワイン。この手法は、ヘンリー氏が1980年代にオークランド郊外で柑橘系の果樹園を始めた時に話はさかのぼる。その後この果樹園はオーガニック認証を受け、ここで栽培されたフルーツは日本向け輸出された。2000年にヘンリー氏はホークス・ベイに移り、ヴィラ・マリアのジョセフ・ソーラーブドウ園で機械技師としてしばらく勤めていた。オーガニック、と科学コントロール手法の両方を使っていたため、ヘンリー氏は自分のブドウ栽培の知識はヴィラ・マリアでの体験の賜物だ、と言う。

ワークショップでは、具体的に何を使うべきか、それぞれの長所、適切な時期など、かなり実践面でのアドバイスが披露された。実験的な手法で育ったブドウは、厚めの皮と、はっきりした色の実を持ち、聴衆の関心は熟成度の高さに向けられていた。

同業者からコメントの中には、「ヘンリー氏の手法は非常に興味深い。どんな業界でも、革新性を持ち、可能性を模索する姿勢が重要だ。熟成度を高める方法としては、非常に可能性のあるものだ。またこの手法は、実験が行われた地域だけでなく、ほかの地域でも潜在的な導入可能性にも参加者たちの関心が高まっている。さらに、現在は障害となっている収穫時のピークをばらけるためにも有効性があるかもしれない」と感想があった。

こういった反応を聞きヘンリー氏は「試験は継続中ではあるが、参加者からの素晴らしいコメントを数多く受け、今後の研究への意欲がさらに増した」と喜んでいる。

<ニュースソース>
http://www.nzherald.co.nz/wine-industry/news/article.cfm?c_id=670&objectid=11731120

12.12.2016

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