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新鋭のヴェンチャー・キャピタル企業、ニュージーランドのワイナリーを買収
ノース・カンタベリー、ワイカリのピラミッド・ヴァレー・ヴィンヤードとセントラル・オタゴのローバーン・フェリー・ワインズはアメリカ合衆国にベースを持つサングリール・ワインズ社の単独経営者のブライン・シース氏と、ランドベースワインズNZ社の同じく単独経営者のスティーブ・スミス氏が起業したヴェンチャー企業、アオテアロア・ニュージーランド・ファイン・ワイン・エステート・リミテッド・パートナーシップ(ANZFWE)が試みる初の買収企業となる。

シース氏はもともとテキサス州、オースチン出身で、野生動物保護活動にもかかわる投資家で、スミス氏は1998年にはホークス・ベイのクラギー・レンジをテリー・ピボディー氏と共同でブランドを作り上げたことで知られている人物。

ピラミッド・ヴァレー・ワインズは、ニュージーランド国内で成長しつつあるバイオダイナミックス手法をとりいているワイナリーで、2000年にクラウディアとマイク・ヴァーシング夫妻が立ち上げた。
同ワイナリーの2.2ヘクタールにわたるバイオダイナミックス農法のブドウ畑は、ピノ・ノワールとシャルドネを4分割して栽培し、4種類のワインをブルゴーニュ・タイプに造り上げることを目的としている。

こういった新しい試みは、ワイパラ、ワイカリ・ヴァレーを網羅する、ノース・カンタベリー地域(南島のクライストチャーチの北部)、での昨今のワイン・メーキングにおける兆候とも見られる。この地域のブドウ畑はニュージーランド国内でたった3%のワイン生産量しかしないブティック・ワイナリーが点在する地域である。

もう一つの買収されたセントラル・オタゴのローバーン・フェリーは2000年にピノ・ノワールに焦点を当てたワイナリーとして、ロジャーとジーン・ギブソン夫妻が作り上げた。ジーンは園芸化学の学位を持ち、一方、ロジャーは応用科学での修士学位を持っている。
「ロジャーの科学と自然生態学の知識を生かし、新たなブドウ畑とワイナリーを地元で作り上げ、セントラル・オタゴ産のピノ・ノワールを造り続けて行けるのは嬉しいことだ。」とANZFWEのスミス氏は語る。

ANZFWE は今回の買収の他にもホークス・ベイのギムレット・グラヴェルに小規模な土地を購入している。ANZFWE の代表者となるマイケル・ヘンリー氏は過去5年間ホークス・ベイのワイナリー、トリニティ・ヒルでの勤務経験がある。前述のスミス氏は、「ヘンリー氏とはクラギー・レンジでもほぼ10年間肩を並べて働いていたので、彼をパートナーとして迎えることができ、とても幸運なことだ。」と述べる。

二つのワイナリーの買収はニュージーランド政府の海外投資事務所の認可が下りるまで、それぞれのワイナリーは現存の所有者の指示のもとに運営をすることになっている。

<ニュースソース>
https://www.thedrinksbusiness.com/2017/08/two-nz-wineries-sold-to-new-fine-wine-company/

28.08.2017

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