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ネルソンのナチュラルワイン生産者が世界へ
ティンカン・ワインズという名を聞いたことがあるニュージーランド人は少ないけれども、ニュージーランド最大のナチュラルワイン生産者が世界に進出しようとしている。

ネルソンのブドウ栽培家、ニック・キャンディ氏は2017ヴィンテージの半数をカナダと日本、さらにアメリカとブラジルへ間もなく出荷する。

キャンディ氏のティンカンワインは保存料無添加で無ろ過、濁った飲み物を生産している。そしてやや型破りでもある。同氏のサッシィ・ソーヴィニヨン・ブランはオレンジ色で、カルト・クリムゾンはピノ・ノワール、シラー、ピノ・グリのブレンド。

従来のワイン業界は、「無菌状態と清潔さ」を重視しているが我々にはないもの、とキャンディ氏。
「ろ過は虫を取り除くだけではなくワインの色素や風味、抗酸化特性など全てを除去してしまう。ニュージーランドは他国よりはるかに遅れを取っており、こういうタイプのワインメイキングはかなり新しい。しかしながら何千年も前に成功していたことを復刻させているようなもので、うまくいっている」とキャンディ氏は続けた。
キャンディ氏はオタゴで研修を受け、ラボで行うワインのブレンドや添加物の使用など、一般的なワイン造りの方法を学んだが、フランスでのワイン造りが同氏の概念を変えた。

「1884年産の旧式プレス機でワインを造っている老人のところへブドウを運んでいた。その老人が私のボスに『あのニュージーランド人をプレスする日に連れておいで』と伝えた。プレスを始めた時、多くのショウジョウバエがプレス機から飛び出してきた。これはひどい、どうやったらこの状態でワインを造れるんだ?と思った。そして少量のワインを造るために、プレスに6時間から8時間を要し、すごく非効率だった。その後その老人が10年寝かせたワインを開け、それはこれまで飲んだワインで最高のものだった。自分達のやり方が間違っていたと感じた」

年老いたワインメーカーからインスピレーションを受け(ただしハエは除いて)、キャンディ氏は2年前、マプアの3ヘクタールの小区画でブドウ栽培を始めた。
現在ヴィンヤードは9ヘクタールに広がり、国内最大のナチュラルワイン、ティンカンを造っている。しかしながらキャンディ氏は今も栽培、瓶詰め、ラベル貼りなど全ての作業をを一人で行っている。

ワインのユニークなスタイルは、多くの場所でティンカンを飲めないことを意味する。キャンディ氏は、人々が何か違うものに対してよりオープンであるオルタナティブなバーやレストランをターゲットにしている。
ネルソンでは、アーデン、ザ・ハーディー・ストリート・バーにて扱っており、時々アルゼンチンのフードトラック、ヴィヴァ・ラ・ヴァカともコラボレーションしている。

「私のソーヴィニヨン・ブランは普通のバーには置けない。なぜなら人々はマールボロー・ソーヴィニヨン・ブランのようなワインを期待しているので、色を見ると『一体どうゆうことだ?』となるから。人々はまるで違うものだと言うが、その後2杯目からは楽しみ始める」

<ニュースソース>
https://www.stuff.co.nz/business/105883480/nelson-natural-wine-producer-goes-global

11.09.2018

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