ワインコラム
HOME > NZワインの魅力(コラム) > 第191回 海外でバーテンダーになるために努力したこと
今回はニュージーランドで一人前のバーテンダーになるために努力したことについて紹介したいと思います。

やはり日本人である私にとって一番の課題は「英語」でした。仕事を教わるのも、接客するのも当然全て英語。私の拙い英語力では大変苦労しました。しかし、仕事を続けていく中で英語でコミュニケーションがうまくとれなくても日本人としてできることはたくさんあることに気づきました。

例えば、何れも日本のパブで学び、行っていたことですが、お客様のお名前、オーダーするドリンクをいち早く覚えて、お名前でお呼びし接客するようにしています。また、ギネスビールにシャムロックを描いたり、高級なバーのようにワインの注ぎ方にこだわったり、暇な時間があれば身の回りの掃除をするようにしています。これらの日本人では当たり前のような細やかな心遣いは、お客様は勿論、マネージャーやスタッフにも大変喜ばれます。その感謝の気持ちがチップやおごりという形で返ってくるのでモチベーションも上がります。

実際、私自身よくパブクロールをするのですが、ビールにシャムロックを描いたり、暇な時間に身の回りの掃除をしているバーテンダーは見たことがありません。因みにパブクロールとは、パブをはしごするという意味で仲間と一晩のうちに何軒もパブを巡り楽しむことです。

基本は「郷に入ったら郷に従え」の姿勢でニュージーランドの文化を尊重しつつ、日本人ならでは、日本人女性ならではのお客様のもてなし方を実践し、言葉のハンデを補っています。

英語の勉強方法にはいろいろありますが、私のおススメは何と言ってもローカルの職場に飛び込むことです。それもネイティブとたくさん会話しなければならない職場です。語学学校に通うよりも遥かに近道だと思います。
私が最初に勉強したのは数字の発音です。お酒の金額を伝えるのに“th”、“v”や“f”の発音をしっかりと言わないと金額の思い違いでトラブルを生んでしまうからです。また、日本人はシャイで声が小さくなりがちですが、もじもじせず、とりあえず大きな声で話すことを心掛けています。そして肝心なのは会話の話題を持っていること。ニュージーランドならやはりラグビーでしょう。私はラグビーの大ファンなので、シーズン中はお客さんととにかくラグビーの話をたくさんします。スピーキングを伸ばすには絶好のチャンスです。

バーテンダーという仕事のお陰で今では英語を話すことにも随分慣れてきました。毎週水曜日に開催されるカラオケのMCも任されるほどです。また、ルールを守らないお客様に注意することもできるようになりました。どんどん責任ある仕事を任されるようになり、バーテンダー・ライフを増々楽しんでいます。

私の今後の目標は、英語力を更に伸ばし、新人スタッフに英語で仕事を教えられるようになることです。また、魅せるバーテンダーとして、ボトルオープナーやワインボトルの回転技のレパートリーを増やしていきたいです。そしていつかマネージャーの仕事や資格にも挑戦してみたいと思っています。

今回は、私が働くQFで人気のあるショットドリンクを3つ紹介したいと思います。

1つ目は、イエーガーボム。中身はイエーガーマイスターとレッドブル。イエーガーマイスターはアルコール度数35度もあり、レッドブルと合わせることで1ショットで目が覚めます。今ではテキーラよりも人気があるショットドリンクです。

2つ目は、QF。私が働くバーの名前と同じですが、実は意味は全く違います。私が働くQFは”Queen’s Ferry”の略、QFショットは”Quick F**k” の略です。中身はバーによって多少レシピが異なりますが、私が働いてるところでは、”MELON” といメロンリキュールの上に”BAYLEY’S” という生クリームリキュールをフロートさせます。レシピからわかるように、とても甘くて飲みやすいので女性に人気があります。すぐに酔えるというショットドリンクです。

3つ目は、スニッカーズ。中身は”Frangelico”というヘーゼルナッツのリキュール、”KAHLUA” というコーヒーリキュール、”BAYLEY’S”と塩です。これはまさにチョコレートのスニッカーズの味なので、チョコレート好きにはおすすめのショットドリンクです。

他にも20種類以上ショットドリンクがあり、またバーテンダーそれぞれのオリジナルショットもあるのでぜひパブへ来てお試しください。
2018年7月掲載







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